TVアニメ「貼りまわれ!こいぬ」長縄まりあ インタビュー

特集インタビュー
2024年01月05日 17時00分

秋⽥書店エレガンスイブ編集部が運営するマンガサイト「Souffle(スーフル)」にて連載中の⼈気漫画「貼りまわれ!こいぬ」のTVアニメが、2024年1⽉よりテレ東ほかにて放送される。

SNSで⼈気の原作者・うかうかによる⽝々のゆる〜い⽇常を描いた⼈気漫画「貼りまわれ!こいぬ」が約4分のショートアニメとしてついに映像化。職を失い途⽅に暮れていた主⽝公(しゅけんこう)・こいぬが⾒つけたお仕事は「⽝のステッカーを貼りまわる」こと。懸命にお仕事に励むこいぬの姿や、その中で出会う愉快な⽝々との⾒ているだけで癒されるやりとりがやみつきとなり、SNSを中⼼に“こいぬ”ファンが急増中!

監督には「殺し屋さん」などを担当した池ヶ⾕愛、制作に「おそ松さんシリーズ」や「BLEACHシリーズ」を⼿掛けるぴえろ、アニメーション制作は「めいたんていラスカル」や「殺し屋さん」のオペラハウスが担当!

今回本作で、⾷いしん坊でまじめな主⽝公・こいぬを演じた【長縄まりあ】を直撃!出演が決まるまでの経緯やアフレコ前に準備したこと、映像化してさらに魅力がアップした部分のほか、お気に入りの犬ネタや人生が変わるような衝撃的な出会いなど、気になる素顔が垣間見えるお話も盛りだくさん♪番宣PV

Q.出演が決まるまでの経緯を教えてください。

長縄まりあ(以下、長縄):オーディションだったのですが、こいぬはセリフというものよりほぼアドリブでした。台本にあるSE(サウンドエフェクト)のような「ペトペト」という言葉を言っています。最初どうしたらいいんだろうと思っていたのですが、音響監督の菊田さんが「もっと大袈裟に、たくさんアドリブを入れて大丈夫だよ」と言ってくださって。擬音語ですべて表現するというのは初めてだったので、オーディションが終わった後も「もっとこうできたんじゃないか」といろいろ反省して、難しいと思っていました。「こいぬに決まりましたよ」と連絡をいただいてすごく嬉しかったです。

Q.普段の長縄さんは「ドキドキ」「ワクワク」など、オノマトペを使うほうですか?

長縄:使うほうだと思います(笑)。「キラキラ」とか結構言いますね。

Q.アフレコはほぼアドリブなのですか?「ペタペタ」などと言う場所は指定されていたのでしょうか?

長縄:大先輩たちの中でアフレコをするのは、とても緊張したのですが、先輩たちのアドリブが素晴らしくて、回を重ねるごとに「私ももっとやらねば」と思いました。映像を観て、こいぬが動いたタイミングで声を入れようみたいな。もはや台本はあってないものでした(笑)。

Q.アフレコの前にどのような準備をしましたか?

長縄:事前にいただいた映像に、監督のガイドが入っていたので、ガイドに入っているところは絶対に監督が声を入れたいんだろうな、と思いました。それ以外の場面でも隙あらば自分で声を入れていきました。監督は、全部のキャラクターの声を1人で入れていたので、すごく可愛らしかったです。
Q.監督から「こういうふうにやってください」みたいなディレクションはありましたか?

長縄:私はディレクションは多くはなく、監督から「長縄さん、最高です!」と嬉しいお言葉を言っていただきました。ゲストで新しいキャラクターが出てくることが多いので、監督がゲストで入られた方々へ毎回「この作品はこういう感じで」と説明しているのを隣で聞いていました。テストをやった後も、もっと声を入れられたんじゃないかと思い「今思いついたことをいいですか?」と提案したところ、菊田さんが「やってみてもいい」と言ってくださったので自由にやらせていただきました。

Q.本当に最高だったのでしょうね。

長縄:そうだと嬉しいです(笑)。

Q.演じていて、こいぬはどういうキャラクターだと思いましたか?

長縄:こいぬの第一印象は「なんだこの犬?」という感じ。勝手に建物などに入って、急に近づいて、勝手にステッカーを貼っていくので常識で考えると「なに?」となりますが、そのステッカーにご利益があったり、こいぬのお陰で物事がスムーズに進んだり、幸運が訪れたり、運か何かを持っています。こいぬ自身は何かを持っているという自覚はなく、ただ支部長や犬々先輩に「貼るんだよ」と言われて、一生懸命仕事をしているだけなのですが、知らないうちにみんなを救っています。こいぬは失礼なレベルでぺタペタステッカーを貼るのですが、最後はハッピーエンドになるのでよかったです。

Q.こいぬがステッカーを貼っていく姿がとても可愛くて癒されました。原作マンガを映像化するにあたって、さらに魅力がアップしたのはどのような点だと思いますか?

長縄:こいぬたちの動きって、ぬるぬる動くというか、足の動きや振り向く時の動きなど、独特なイラスト感があります。こいぬ役に決まった頃に、うかうか先生が高円寺で展示会をやっているのを知っていたので、世界観を知りたいと思い、こっそり行かせていただきました。こいぬが長いズボンをひきずっているステッカーを買いました(笑)。会場にこいぬの動きの映像が流れていて、衝撃を受けました。うかうか先生の中ではこいぬはこうやって動くんだ、これがうかうか先生の世界なんだと思いました。今回のアニメの特徴で言えば、例えば美少女が出てくるアニメだったら、ハイライトで瞳がキラキラしていますが、そういうのは全然なく(笑)、良い意味でそれが可愛い。犬の顔がドアップになって、目と鼻の素朴な3つのパーツが動いているのも、この作品にしかない。すごく可愛くて魅力的だと思います。

Q.長縄さんご自身は、犬はお好きですか?犬派ですか?猫派ですか?

長縄:私はどちらかというと犬派。飼ったことはないのですが、犬の動画をよく観ています。ポメラニンが好きで、もこもこの中に目と鼻3つのパーツがあるのが可愛いです。

Q.実際に飼いたいですか?

長縄:飼っている友達に話を聞くのですが、やはり責任もあるじゃないですか。一瞬考えたこともあったのですが、覚悟がまだ決まらず。いつか飼うとしたら、朝散歩に行くのが夢です。

Q.犬派から見た魅力を教えてください。

長縄:「この犬なんの種類だろうね?」とキャストさんたちと盛り上がったので、そういった部分にも注目してほしいです。

Q.こいぬの犬種は何だと思いますか?

長縄:それも収録の時に話に出てました。「ダックスの小犬かな?」とか。みなさんと考えていました。Q.もともとこうしたショートアニメはお好きでしたか?

長縄:ショートアニメはすごく魅力的で、面白いからすぐエンディングになってしまうので「え?もう終わり?あと一週間待たなきゃ」という気持ちになります。「もっと観たい、もっと長く、これが30分だったら、映画だったら」と夢が膨らみます。自分で続きを想像したりします。

Q.完成した作品を観て「いいな」と思ったシーンについて教えてください。

長縄:いっぱいありますが・・・。

犬さわぎシェイキン。個性がありすぎるのでとても好きです。マラカスを振って急に「あめあめ ふれふれ」と歌い出すので意味が分からなすぎて大好きです。あと、おおかみ犬が出てくるお話があって、あまり全体を通してもホラー要素のあるお話はなかったので、個人的にすごく好きです。

Q.「主犬公」「従業犬」「犬学」「イヌスタグラム」「晴れのちポメラニアン」「しばいぬ二乗」など、笑える犬ネタもたくさん登場します。長縄さんのお気に入りの犬ネタを教えてください。

長縄:友犬づくりマッチングアプリ「ハロードッグ」でしょうか。普通にありそうだけど「ハロードッグ」で、学校のお話でも「a二乗足すb二乗は しばいぬ二乗」も、「え?」という不思議な感じが好きです。「晴れのちポメラニアン」も気になりますね。

Q.作中でいろんな犬がこいぬと出会って大きな影響を受けますが、長縄さんご自身は、人生が変わるような衝撃的な出会いをしたことはありますか?

長縄:声優さんになろうと思ったきっかけにもなりますが、アニメを観ていて「なんて素敵な声とお芝居なんだ!」と衝撃を受けたことです。Q.「町の多くの箇所にステッカーが貼ってある世界のほうがいい」という言葉も登場します。もし町中を自分の好きなものでいっぱいにできるとしたら、何でいっぱいにしたいですか?

長縄:お菓子です(笑)。いろんなところにいろんなお菓子を置いておけば、いつでも食べられるから夢がありますよね。お菓子でいっぱいにしたいです。ポテトチップスなどの塩辛いスナック系が好きなのですが、それだけだとしょっぱくなってしまうので、いっぱいにできるなら、チョコレートや甘いお菓子も沢山置きたいです。

Q.2024年1月より放送が開始されますが、2024年はどんな1年にしたいと考えていますか?

長縄:お湯につかる時間を設けたり、自分の時間をもっといっぱい作れるようにしたいです。社会人のみなさんもきっとそうですが、お仕事が忙しくて頑張らなきゃとなってしまう時も一旦落ち着いて、ゆっくり生きて過ごしていきたいです。みなさんもこのアニメを観て、癒されてくれればと思います。

Q.最後にこの作品の見どころや、面白いと感じるポイントを教えてください。

長縄:犬しか出てこないという独特の世界観の中で、共感できるところや、私たち人間の生活に通ずるところもたくさんあります。そんな中で、こいぬがステッカーを貼ることによって、お話の中で何かが変わります。観た後ほっこり優しい気持ちになって、前向きな明るい気持ちになれるのが、一番の魅力だと思います。こいぬはしゃべらないし、どう表現したらいいんだろう、何が正解なんだろうと思うこともありましたが、周りのキャストの方々がばっちり決めてくださっているので、独特で唯一無二な作品が、アニメ化されてもう一つ色がついた感じです。一番の見どころは、観た後くすりと笑えてほっこりできるところだと思います。

ありがとうございました。
▼▼ [プレゼントの応募はコチラ] ▼▼
TVアニメ「貼りまわれ!こいぬ」長縄まりあ インタビュー記念“直筆サイン入りチェキ”/2名様
[プロフィール]
長縄まりあ
愛知県出身。方言は三河弁、趣味は散歩。主な出演作品に、「小林さんちのメイドラゴン」(2017年~2021年)、「はたらく細胞」(2018年~2021年)、「女子高生の無駄づかい」(2019年)、「おとなりに銀河」(2023年)など。
Q.監督から「こういうふうにやってください」みたい…
Q.もともとこうしたショートアニメはお好きでしたか…
Q.「町の多くの箇所にステッカーが貼ってある世界の…
<イントロダクション>
⾷いしん坊でまじめな主⽝公・こいぬ。
いつも通り職場に向かうと会社が倒産したと告げられて…

職を失い、途⽅に暮れるこいぬ。
そんな時に現れたふしぎな求⽝募集。
その仕事の内容は「街のいたるところに⽝のステッカーを貼りまわる」というもの。
⽬的はよくわからないけれど、
こいぬは”ステッカーを貼りまわる”お仕事に⽇々励むことになるのでしたーー
いや、そもそもこの仕事はいったいなんなのか︖

SNSで⼈気の漫画家・うかうかによる、
⽝々の⽇常を描いたショートアニメ、いよいよ始まります。
アニメ概要
【TVアニメ「貼りまわれ!こいぬ」】
◆放送情報
2024年1月6日からテレ東 「イニミニマニモ」内にて毎週土曜あさ7時放送
2024年1月9日からテレビ北海道にて毎週火曜17時25分放送
2024年1月11日からAT-Xにて毎週木曜22時16分放送
※リピート放送 毎週月曜10時16分~ / 毎週水曜16時16分~

◆キャスト
こいぬ:長縄まりあ
犬々先輩:櫻井孝宏
犬さわぎシェイキン:潘めぐみ
デー子:金田朋子
友代:山本和臣
い朗:福山潤
ぬ朗:小野大輔
ちび犬:竹内順子
ちびしば:野中藍
黒犬:杉田智和
支部長:古川登志夫

◆スタッフ
原作:うかうか『貼りまわれ!こいぬ』(秋田書店「Souffle」連載)
監督・シリーズ構成・キャラクターデザイン:池ヶ谷 愛
音響監督:菊田浩巳
音楽:videobrother
主題歌:「STICKER!!!」meiyo
制作:ぴえろ
アニメーション制作:オペラハウス

公式サイト:TVアニメ「貼りまわれ!こいぬ」
公式X:@hari_koinuPR

ハッシュタグ
#貼りまわれこいぬ

©うかうか(秋田書店)/貼りまわれ製作委員会

読み込み中です ...